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囚われの女2023.01.14 Saturday
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ストーリー
ジョゼは夫が出品した展覧会を訪れる。
そこでギャラリーを運営する青年・スタンと出会い、自宅に付いて行き
不倫関係になる・・・。
<感想>
マルセル・プルーストからの引用なんだそう。
フリーセックスがナウかった時代。1960年代。
昔の映画なのでモロ出しは無し。
部屋で花火はあぶない。
60年代のファッションやポップアートは
価値がないもの、というメッセージがあるらしい。
ラブラブ過ぎてワカメのネックレスを首にかけるのは笑った。
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ブーベの恋人2021.12.20 Monday
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ストーリー
イタリアのトスカーナの小さな村。
ブーベという青年がマーラの父を訪ねてくる。
ブーベはパルチザンであるマーラの兄の仲間で
兄の最期を伝えにやって来た。家に世話になったブーベは絹布をマーラにプレゼントする。
マーラはブーベに好意を持つ・・・。
<感想>
活動家を好きになると大変。
あの男とは別れて正解。すぐ次の女ができた。
出演=クラウディア・カルディナーレ、ジョージ・チャキリス
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夜2021.07.22 Thursday
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ストーリー
作家のジョバンニは妻のリディアと病院へ友人のお見舞いに行った。
リディアは作家の妻として何不自由のない生活をしていたが、
心の中には不安が広がっていた。
その日の夜、二人はパーティーへ行った。
会場でジョバンニの視線はバレンチナという大富豪の娘を追っていた。
ジョバンニはバレンチナとキスをする。妻のリディアはそれを見ても
何も感じなかった。。。
<感想>
冷え切った夫婦の話。
モニカ・ヴィッティが不倫したがってる男をあしらうのがステキ。
ジャンヌとモニカのシーンが好き。
若い子には「奪うつもりはない」と言われ、妻には「もう愛してない。」と言われ
妻にすがりつく夫が哀れだなと思いました。
出演=マルチェロ・マストロヤンニ、ジャンヌ・モロー、モニカ・ヴィッティ
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トスカーナの贋作2018.07.03 Tuesday
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ストーリー
イタリア・トスカーナ地方。イギリス出身の作家・ジェームズは
贋作と本物について講義をしていた。
そこに息子を連れた女性が講義を聞きに来ていた。
その後、彼女が経営するギャラリーで二人は再会。
ジェームズが戻らなければならない9時までの間、
二人は街を歩きながら贋作について語り合う。
途中、カフェで夫婦に間違えられた事をきっかけに
二人は夫婦を演じ始める・・。
カフェのおばさんの言葉が深い。
「男は浮気するか、働きすぎるかどっちかよ。」とか
「節度なんて女だけ、やりすぎるのが男なの。」とか。
ビノシュ演じる「彼女」は求めすぎてるよね。
9時までって言ってるのに。
出演=ジュリエット・ビノシュ
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華麗なる対決2015.10.09 Friday
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ストーリー
ある日、列車が強盗団に襲われ
男の鞄から書類が盗まれる。その書類が近くの牧場の契約書だったことから
強盗団は男の家族になりすまして
牧場にやってくる。
一方、地元に住む男勝りな美人・マリアはその牧場に石油が眠っていることを示す地図を
手に入れる・・・。
ブリジット・バルドーとクラウディア・カルディナーレ共演のウェスタン。
今まで可愛くてセクシーな役のバルドー作品しか
知らなかったので、ケンカが強くて頭がいい役のバルドーというのもいいなと思いました。カルディナーレ姉さんは、美人で気が強いハマり役でした。ただ、二人のセクシーさを期待すると物足りないかもしれません。
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狂った血の女2015.04.22 Wednesday
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新人女優のルイザは俳優のオズワルドと
深い関係になる。その後、人気女優となったルイザは
映画監督のゴルフィエロに惹かれながらも
オズワルドとの関係を続け夫婦になる。
やがて第二次世界大戦が始まり、映画製作は難しくなり
オズワルドは軍の中尉になる・・・。
ルイザが助かるチャンスは何度かあったのに、
もったいない。
日独伊だからイタリアも戦争中は芸術に関係していた人は
悔しい思いをしたんだろうなと思いました。
気になる人がいたら女から誘わなくちゃと
アドバイスする場面でルイザって自分から
いくタイプなんだなと思いました。
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女優マルキーズ2014.08.20 Wednesday
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貧しい家に生まれた踊り子のマルキーズは
親に売春まがいのこともさせられていた。
ある日、巡業に訪れた劇団の脚本家に見いだされた
マルキーズは劇団と共にパリへやってくる。
ところが、女優になるために劇団に入ったのに
演技力のなさから踊るだけの役しか与えられない。
しかし、踊りと容姿の美しさから国王の城で
芝居をすることになる・・・。
マルキーズが国王の前で踊った時に、見せパンを穿くのを
忘れてお尻が丸見えになる場面が面白かったし、
全体の中で唯一ホッとする場面のような気もします。
あとは、マルキーズの燃え盛る野心と執念がすごい。
いい役をもらうために作家と寝るのはお約束だしね。
でも、美しさを売りにしている女優ってのは
どうしても年をとってきた時に若い女優に
取って代わられる時が来てしまうんだわね。
「役者の仕事は苦しむこと、役者は苦しみと恐怖を生きるしかない。」
というセリフがマルキーズだけでなく、役者をやってる人
すべてに当てはまることなんだろうなと思いました。
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太陽はひとりぼっち2013.11.26 Tuesday
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ヴィットリアは婚約を解消して一人になった。
彼との距離を感じたまま結婚することが出来なかったのだ。
ヴィットリアは投資のために証券取引所にいる母を訪ねる。
しかし、株に熱中する母はヴィットリアの話を聞こうとしない。
友達のアパートで騒いでも虚しさは消えなかった。
証券取引所で知り合った青年・ピエロと親しくなり深い関係になるが
また倦怠感を感じていた・・・。
こういう女性はどこまでいっても満たされないんだろうなと思いました。
恋愛も遊びもいい時がずっと続くなんてことはないのに
ピークが過ぎると途端に冷めて倦怠感におそわれてしまう。
ヴィットリアがけだるいのに対してピエロは忙しくてせっかちでおしゃべり。
急ぎ過ぎてる彼にも不安を感じるのかも。
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スパイ・バウンド2013.07.29 Monday
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女スパイのリザは貨物船爆破の指令を受ける。
仲間のジョルジュと夫婦になりすまし、作戦を指揮し、
無事に成功するが、空港でリザの鞄からヘロインが発見され
麻薬密輸容疑で逮捕される・・・。
モニカ目当てで観ました。
ベビーシッターのふりをして家に入り込むとかって
本当にありそう。
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太陽がいっぱい2012.10.29 Monday
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評価:
ルネ・クレマン,ポール・ジェゴフ
紀伊國屋書店
¥ 3,583
(2011-05-28)
貧乏な青年・トムは友人で金持ちの家の息子のフィリップを
彼の父親に頼まれて連れ戻しにナポリへ来た。
フィリップは最近トムのことがうとましくなっていた。
友人のパーティーへ向かうヨットの上でフィリップはますますトムに
ひどい態度をとる。トムは決心し、同乗していたフィリップの婚約者を
フィリップと喧嘩をしてヨットから降りるように仕向け、
彼女が降りたあとでフィリップを刺殺。死体を海に捨て、
フィリップになりすましてホテルに泊まり、筆跡や声も真似て
彼の服を着て彼の金を使った・・・。
貧乏な青年の金持ちに対する妬みや嫉妬、劣等感、そして野心、破滅。
そういう心に闇を持った青年を超美男子のアラン・ドロンが演じるから
緊張感が高まります。
これはぜひ感想を語り合いたい映画です。(でも私の周囲では誰も見てない。。。)
出演=アラン・ドロン
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