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ピノイ・サンデー2011.01.09 Sunday
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ストーリー
台湾で働く出稼ぎ労働者達の何よりの楽しみは日曜日。フィリピンから働きに来た
ダドとマヌエルもそうである。ある日曜日、二人は郊外の道端に捨てられた赤いソファーを
見つけ、拾って寮まで持って帰ろうとするが途中でさまざまな騒動に巻き込まれる。
はたして門限までに二人はソファーを寮へ運ぶことが出来るのか・・・。
内容はソファーを運ぶだけの話なんだけど幸せについて考えさせられる映画でした。
寮の屋上にソファーを置いてそこでギターを弾いて星空を眺めてビールを飲む。
日本に置き換えれば仕事から帰ってリビングでソファーに座り、テレビを見ながら
ビールを飲むといったことだと思うんだけど出稼ぎ労働者である彼らにとってはそれすら
かなえるのが難しい夢。日本人なら落ち込んでひねくれちゃいそうな環境なんだけど
フィリピン人のいいところは楽観的なところだそうでそういう気質がこの映画を
希望的なものにしているなと思いました。
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Orzボーイズ!2010.12.03 Friday
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ストーリー
いたずらが過ぎて先生にうそつき1号・うそつき2号というありがたくないあだ名をつけられた
やんちゃな二人の少年。家庭環境が複雑な彼らは空想の世界に憧れていた。
兄弟のように仲がよかった二人だったが・・・・・。
子供の頃って大人になれば学校にも行かなくていいし宿題もないし楽しい日々が待ってると
思っていたけど、いざ大人になれば二度とあの子供時代に戻ることは出来ない。
そういう感傷を感じた映画でした。子供が感じる大人の身勝手さや理不尽さ。
大人にとってはたいした意味のない行為や発言も子供はとても傷つく。
それでも子供は与えられた環境の中で精一杯生きて行くしかない。
私も思い返してみればいつの頃からか人に期待することをしなくなった。
がっかりしたくないから最初からあてにしない。
大人に裏切られて身についた自分を守るすべなのかもしれない。
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五月の恋2010.04.12 Monday
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台湾の人気バンド・メイデイのギタリストの弟である大学生のアレイはメイデイのサイトの
管理をしている。ある日、ファンからのメールに自分はメイデイのボーカルのアシン本人だという
嘘のメールを返信してしまう。相手は中国のハルピンに住む少女・シュアン。
そして本当の事が言えぬままシュアンと台湾で会う約束をしてしまう。。。
前半は自分勝手な若い男女のやりとりで後半は親の世代の時代に翻弄された
悲しい過去が描かれていて後半に入ってやっと引き込まれる感じになりました。
それもこれも辛い思いをした親が子供には幸せになってほしいという思いから
甘やかして育ててしまったという背景も出てくるのですが、それにしても
有名人に毎日「会いたい」メールを送り付けたり、人の家に勝手に入ったり、
車道で両手を放して自転車に乗ったり勝手過ぎないかい?って場面が多かったです。
(中国では自転車の手放し運転はOKなのかな?)
あと言葉の場面で同じ中国語でも台湾では舌を巻く発音はしないっていうのが
なるほどねと思いました。
出演=チェン・ボーリン、リウ・イーフェイ
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