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禁じられた抱擁2010.07.30 Friday
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裕福な家に育った青年・ディノは画家を目指しているがうまくいかず母親に金を無心して
暮らしている。ある日、となりに住んでいた画家の部屋にモデルとして出入りしていた
セシリアを誘い関係を持ったがディノは彼女に夢中になり彼女を自分だけのものに
したくなる・・・。
これすごく面白かったです。
私は若い頃セシリアみたいな考え方だったので彼女の気持ちは分る気がします。
それぞれ好きなのよ。もてあそんでるつもりなんて全然なくてその日会いたい人と
会うのがどうしていけないのか?それをどうして男が怒るのか分らなかったよね。
それが気に入らないなら別れればいいのに別れたくないって言うしさ。
このディノを見てると、ちょっと寝たからって自分の女みたいにガッツクなよって思います。
更に「別れる前にもう1回」ってのもコラー!って思いました。
出演=カトリーヌ・スパーク
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巴里のアメリカ人2010.07.29 Thursday
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ジェリーは画家を目指してパリに住むアメリカ人。ある日、お金持ちの婦人ミロがジェリーの
絵を気に入り、力になりたいと言ってきた。しかし目的は絵ではなくジェリー本人のよう。
ミロと一緒にキャバレーへ行ったジェリーはそこでリズに出会い一目ぼれ。
しかしリズはジェリーの友達のアンリと婚約していた。。。
舞台はフランスとなってますがとってもアメリカンなフランスです。
話の内容は昔の洋画にありがちなラブストーリーですが見どころは
なんといってもダンス。ジーン・ケリーはやっぱりすごい。
でもジェリーの行動は今だったら完全にストーカーだと思う。
監督はヴィンセント・ミネリ。ジュディ・ガーランドの元夫でライザ゙・ミネリのお父ちゃんです。
出演=ジーン・ケリー、レスリー・キャロン、
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パリ、ジュテーム2010.07.27 Tuesday
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「モンマルトル」「バスティーユ」「セーヌ河岸」などパリを舞台にした18本オムニバス。
18本入ってるので1本が5分ほどですごく短いです。日本の監督の作品は異界と現世の
つながりの表現が繊細で日本らしいなァと思いました。同じく異界を扱ってる8区と比べてみると
死後の考え方が日本と欧米では違うというのが分ります。
(日本は死後も人間の姿のままだけど欧米は別のモノになってしまいます。)
一番好きなのは「エッフェル塔」のパントマイムバカの話です。必ず自分に合う人は
どこかにいるんだっていう希望が持てる可愛い話でした。
あと考えさせられたのは「バスティーユ」。相手の好きだと思ってたところが全て欠点に
思えて嫌になってくるっていうのが離婚する人がよく言ってるなァと思いました。
村上春樹の本がチラっと出てきます。
おしゃれで好きなのは「カルチェ・ラタン」。あれを見てグラーブを飲みたくなりました。
出演=ジュリエット・ビノシュ、ナタリー・ポートマン、イライジャ・ウッド等
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道2010.07.25 Sunday
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粗暴な旅芸人のザンパノは手伝いの女が死んだので女の実家へ行き彼女の姉のジェルソミーナを
1万リラで買った。しかしジェルソミーナは彼の性格に嫌気がさし逃げ出す。ところがすぐにまた
連れ戻されてしまう・・・。
まァ、ザンパノはどうしようもない男です。後半の場面では思わず「ひどーい」って
言ってしまいました。最近、日本でもDVという言葉をよく耳にするようになり「どうして暴力を受けても
逃げる隙があっても逃げ出さないのか?」とワイドショーなんかで取り上げていますが
この映画を見ると暴力で支配される側の心の揺れ具合が分る気がします。
この人は私が居ないとダメなんだわ。という母性みたいなものと
実家は貧乏だし学もないし料理も出来ないから行くところがないという弱みと
たまに優しくされるからこんな自分でも頼りにしてくれてるんだっていう安心と、、
別れられない女のパターンです。で、男は自分のこともよく分らないし相手の気持ちを考えるなんて
ことも当然出来ないタイプの男。そしてあのラストとなるのだけど。。。
これは道徳の授業にも使える映画だと思いました。
出演=ジュリエッタ・マシーナ、アンソニー・クイン
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セッソ・マット2010.07.22 Thursday
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マダムにこき使われる使用人「奥様8時です」。夫をマフィアに殺された未亡人「仇討ち」。
ゲイの娼婦に恋した田舎者の男「おかしなおかしな恋」などセクシーな9つのエピソード。。。
ほぼ全部の話にお色気シーンが出てくるのですが私が一番好きなのは
お色気無しの「おかしなおかしな恋」です。(見る人によってはセクシーなのかも
しれないけど。)好きになった人がゲイで既婚者でそのうえ・・・って
素晴しいバカバカしさでした。そしてお部屋がオシャレ。やっぱり外国でもゲイの人ってのは
センスがいいんだろうなって思いました。最初に出てくるじゅうたんを叩いてるおばさんが
日本の布団叩きおばさんを彷彿とさせました。
出演=ラウラ・アントネッリ、ジャンカルロ・ジャンニーニ
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太陽の下の18才2010.07.22 Thursday
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友達とバカンスを楽しむためにイスキア島へやってきた青年・ニコラ。ところがホテルの手違いで
自分と名前が似ているニコルと同室になっていた。バカンスの時期に他に空いているホテルを
探すのは困難ということで仕方なく二人は同じ部屋で過ごすことに。初めは喧嘩ばかりしていた
二人だったが・・・。
カトリーヌ・スパークの可愛さを楽しむ映画です。ダンスシーンでツイストを踊るのが
時代だなァと思いました。
出演=カトリーヌ・スパーク、ジャンニ・ガルコ
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パトリシア 禁断の歓び2010.07.19 Monday
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ストーリー
実家に残された年の離れた異母弟・エミリオの面倒を見るために戻って来たパトリシア。
久しぶりに会った弟は病弱で友達も作らず部屋に引きこもっていた・・・。
イタリー版エマニエル夫人のようなものなのかしら?きっと当時はすごくエロい映像
だったんだと思うけど今のラブシーンの方がすごいと思います。
ストーリーは強引です。眠れない弟のために夜毎自分の性体験を話して
聞かせる姉って・・・・。うーむと思うシーンばかりでした。
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ポルノグラフィックな関係2010.07.19 Monday
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sexへの空想を実現するために雑誌の募集広告で出会った男女が別れた後
それぞれお互いの関係を振り返る・・・。
sexとは何ぞや?ということを考えさせられる映画でした。
信頼できる自分好みの男性と快楽の時間のみを過ごすっていうのは
ドキドキワクワク楽しいものです。ただ何度も体を重ねれば慣れてくるし
刺激もなくなってくる。その先は、、、となると渡辺淳一作品でも出てくるけど
生活という現実が見えてくるとsexへの理想が消えてしまう。。
恋人と夫婦が違うように恋人とセフレも違う。。。
じゃあsexってなんなのさ!って最初の疑問ですが劇中の
「世間から理解されなくても 愛の行為よ。」のセリフ。
答えはコレだって思いました。
愛の行為だから遊びのつもりだったのがいつの間にか割り切れなくなる。。
心と体ってのは複雑です。
出演=ナタリー・バイ、セルジ・ロペス
ベルギー・フランス・ルクセンブルク・スイス
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僕のスウィング2010.07.12 Monday
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ひと夏を裕福な祖母の家で過ごすマックスは街でジプシーギターの名手・ミラルドの演奏を聴き
心を奪われギターを買いに行く。しかしギターを買いに行ったロマの人々が暮らす地区で
出会った少女・スウィングに粗悪なギターを押し付けられる。
それから毎日のようにミラルドのところへギターを習いに行くマックスは練習の後、森で
スウィングと遊ぶようになる・・・。
ギターの音色っていいもんだなって思う映画でした。
少女の名前のスウィングとリズムのスウィングがかけてあるんだと思うけど
演奏の場面は自然に体がノッテきます。
二人の淡い恋もありつつ民族の悲しい歴史も描かれていて
単なる児童映画ではない濃い内容でした。
あと、お父さんが若い頃パンクだったっていう話の時に
「パンクって?」という質問に「70年代にいた不良」って答えが
そうなのか?既にそういう扱いなのか?とちょっと笑ってしまいました。
ちなみにミラルド役のチャボロ・シュミットは実際にギターの名手。ギター界の重鎮。
出演=オスカー・コップ、ルー・レッシュ、チャボロ・シュミット
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