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人間失格2011.03.28 Monday
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津軽の有名な資産家の家の息子・大庭葉蔵は体育の授業で失敗をして笑いをとるような少年
だったがクラスメイトの竹一にわざとやっていると見抜かれる。
その竹一から葉蔵は将来女にもて、有名な絵描きになると言われる。
上京した葉蔵は堀木と出会う。堀木に誘われ遊び歩くうちに酒に溺れる。
そして孤独な女給の常子を誘い心中をはかるが葉蔵だけが助かる。
事件の後、子持ちの女・静子と暮らすようになるがそこも居心地が悪くなり
バー青い花の二階で暮らすようになる。そして向いのタバコ屋の娘・良子と結婚するが・・・。
いやいや本当に「とんだそら豆」でした。男性なら「生まれてすみません」の方が
心に響くのかもしれませんが私はやっぱり「とんだそら豆」です。
堀木が助けないのはわざとよねぇ?その瞬間はビックリして助けなかったのかもしれないけど
それによって葉蔵が苦しむことを期待してわざと助けないというのもあるでしょ。
繊細でお坊ちゃん育ちの葉蔵の転落人生の話ですが転落するように導いていく堀木が
私は興味深かったです。
出演=生田斗真、伊勢谷友介、寺島しのぶ、小池栄子、石原さとみ、
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ベロニカは死ぬことにした2011.03.25 Friday
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退屈で代わりばえのない毎日に嫌気がさしたトワは自殺をはかるが
とあるサナトリウムで目を覚ます。
目を覚ましたものの院長からあと7日間の命だと宣告される。
7日も待たずにすぐに死にたいと思っていたトワだったが院内の風変わりな患者や
看護婦たちと接するうちに生きる欲求が芽生えていく・・・・。
親の期待にこたえていい大学に入ったけど孤独で退屈な職場で生き甲斐も
楽しみも感じられない「なんでもあるけど 何も無い」という満たされない感覚は
分る気がしました。それとセックスね。映画で取り上げられるってことは
世の中のほぼ全ての女性が男性に気を使って感じてるフリをしたことがあるってことなのね。
特に若い時は適当に感じてるフリをした方がこっちもラクだしね。
30代になるとまた変わるけど。。
それとやっぱり真木よう子はいい女だわ。かっこいいし大好きです。
イ・ワンを見るとワカメスープを思い出してしまう。
出演=真木よう子、イ・ワン、風吹ジュン
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グーグーだって猫である2011.03.19 Saturday
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評価:
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角川エンタテインメント
¥ 3,270
(2009-02-06)
東京の吉祥寺に住む漫画家の麻子は13年一緒に暮らした飼い猫のサバを亡くて以来
漫画が描けなくなってしまう。そんな中で麻子は一匹の子猫と出会う。
グーグーと名付けたその子猫と暮らすようになって麻子は元気を取り戻していった。
グーグーが逃げ出した時に出会った沢村とも徐々に親しくなり、新しい漫画のアイディアも浮かび
すべてが順調に回り始めていた矢先、麻子は突然倒れ病院へ運ばれる・・・・。
グーグーよりサバの話のほうが柱になってる感じもあるし、
上野樹里が浮気した彼氏を追いかけるシーンもちょっと長い気がしました。
でも麻子さんが少女のように男性にときめくところとかサバに会えたところは
よかったです。
出演=小泉今日子、上野樹里、加瀬亮
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下町(ダウンタウン)2011.03.18 Friday
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ストーリー
シベリアに抑留された夫の帰りを茶の行商をしながら幼い子供と共に待つりよ。
ある日、りよは親切な番小屋の男と出会う。彼は火にあたらせてくれて茶まで買ってくれた。
りよの子供とも仲良くなり心を通わせるようになったのだが・・・・。
いつ帰ってくるとも分らない好きで結婚したわけでもない夫より目の前の
優しくて頼りになる男性にときめくのは自然なことだと思います。
それに男性もいいなって思ってるから優しくするんだろうし。
後半の小屋を訪ねる前に鏡を見て顔をチェックする場面が好きです。
でもその後が切ない。。。
出演=山田五十鈴、三船敏郎
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とける、とろける2011.03.15 Tuesday
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性描写はあるけど官能小説まではいかない描写です。
はっきり言って性描写を期待して読んだのですが読み終わる頃には
女って怖いなぁって思いました。
どの話も「こういう人、私の友達にもいる」って思うような女性が主人公なので
読みやすかったし想像しやすかったです。
解説にもありましたが「みんな半分ずつ」で愛人が妻に言うアノ発言は女なら読みながら反省
すると思う。だって男ってマグロは嫌なんだと思ってたしねぇ。どうすりゃいいのよ。
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アジアンタムブルー2011.03.15 Tuesday
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葉子と山崎の死に向けての愛の時間が中心ですが
私は美術部の官能的な先輩の話が印象的でした。
北海道、美術、早熟な美少女、自殺で渡辺淳一氏の初恋の人・加清純子さんを
ちょっと想像しました。
不倫による心中で夫を亡くした宏美の状況もキツイなぁと思いました。
悔しいし孤独だし責める相手もいないなんてやりきれない。
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イヴォンヌの香り2011.03.09 Wednesday
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1958年、徴兵から逃れるためにレマン湖畔に滞在していたヴィクトールはホテルの
ロビーで若く美しい女性・イヴォンヌと医師のルネと出会う。
ヴィクトールとイヴォンヌは愛し合うようになるが・・・。
好きな女を自分だけのものにしたくて焦る気持ちは分るけど強引に動くと
女性の気持ちは離れるよね。特に上昇志向の強い女は自分に得がないと
分ると決断が早いからね。だけど若さと体で男を引きつけて生きていけるのって
何歳くらいまでなんだろう?ってイヴォンヌを見ていて考えました。
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ラブ・アクチュアリー2011.03.07 Monday
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評価:
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UPJ/ジェネオン エンタテインメント
¥ 1,049
(2009-07-08)
クリスマスシーズンのロンドン。友達の婚約者に苦しい片想いをしている画家、
妻を亡くし残された義理の息子との関係に悩む父親、ポルトガル人のメイドと恋に落ちる小説家、
夫の裏切りに傷つく熟年の主婦、秘書に恋をした首相、皆さまざまな想いを心に秘めて
暮らしている、、、。
一番切なかったのは友達の婚約者を好きになってしまった話。あれで区切りをつけたって
ことになったけど女の側からしたら複雑。。
あと身につまされるのが夫に裏切られた主婦ね。あの夫が一線を越えないために
彼女にプレゼントを用意したのならギリギリセーフのような気もするんだけど、
でも自分の老いを感じている主婦にとっては女としてショックが大きいわね。
可愛いなって思ったのが彼が部屋に来て「一秒だけ待ってくださる。」と言って
隠れて大喜びした彼女。でもその後が切なかった。エッチの時は携帯の音は消しておかないと。
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恋愛適齢期2011.03.01 Tuesday
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63歳で独身のハリーは20代の女性しか興味がないプレイボーイ。
ある日、恋人のマリンと彼女の母親が持つ海辺の別荘へ週末を過ごしに行くが
そこで母親・エリカと鉢合わせ。険悪なムードになりハリーは朝一番で帰ることにするが
心臓発作を起こし別荘でしばらく静養することになってしまう・・・。
ラブコメディです。私も男がどうして若い子を好きなのか知りたかったので
若い肉体以外にもそういう理由もあるのねと少し勉強になりました。
確かに若い時はすぐに次へっていけるけど年齢が高くなるにつれて
女は深刻になるからね。
若い女の側の「情が移らずに済むから」という理由はよく分る。
それからエリカの別荘の白で統一したインテリアが素敵です。
出演=ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーヴス
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