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評価:
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東映ビデオ
¥ 8,877
(2002-07-21)
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ストーリー
昭和22年、台風が上陸した北海道で
火災が発生、その直後、青函連絡船の
沈没事故が起こる。
火災は放火殺人であったことが分かり、
青函連絡船事故により収容された
遺体に引き取り手のない2体の遺体があった。
函館警察の弓坂は、殺された質店の主人が
事件の前に温泉で三人の男と同宿していたことを
突き止め、放火殺人と引き取り手のない遺体が
繋がった事件であると確信する。
そして行方の分からないもう一人の男が
海を渡って逃走したと睨み青森県下北半島へ向かう・・・。
3時間以上の大作ですが、前半の北海道から青森の捜査、
青森の貧しい芸者・杉戸八重、東京、事件から十年後、と
舞台と主役が移っていくので次はどうなるんだろうと
どんどん引き込まれていきました。
「三國連太郎といえば飢餓海峡」というくらい有名な映画ですが、
芸者役の左幸子さんも刑事役の伴淳三郎さんも高倉健さんも
どの俳優さんも素敵。役の人が実在してるみたいな迫力です。
取り調べの途中で刑事さん達が「お茶でも飲もう。」って
座敷でお茶をたてて本格的なお茶の時間にはいる場面が
唯一ちょっと笑える場面なのですが、あれが観てる側にも一呼吸
入れる場面なんだろうなと思いました。